“なっちゃん”が初ヒロインに挑戦 (サンケイスポーツ)
芸能ニュース 更新日時 : 2004年09月14日(火)07:00
“なっちゃん”が初ヒロインに挑戦
(サンケイスポーツ)
“なっちゃん”の愛称で人気の女優、星井七瀬(15)が、来夏公開の映画「フライ,ダディ,フライ」(成島出監督)で初めてヒロインに挑戦することになった。このほど東京・練馬区の東映東京撮影所で行われた撮影に参加した星井は「脚本を読んだら、すごく面白くて。絶対にイイ作品になると思います」と自信たっぷりに話していた。〔写真:映画「フライ,ダディ,フライ」の撮影に全力投球の星井七瀬。この愛くるしい笑顔で初ヒロインの座をゲットした〕
同映画は直木賞作家、金城一紀氏の同名小説が原作で、V6の岡田准一(23)と俳優、堤真一(40)がW主演する話題作だ。平凡なサラリーマン、鈴木(堤)が、娘(星井)を殴打した高校生ボクサーと対決するため、ケンカの達人である在日朝鮮人高校生の朴舜臣=パク・スンシン=(岡田)から猛特訓を受けて成長、タフになった心身で高校生ボクサーに決闘を挑むという痛快感動ストーリー。
星井のヒロイン抜擢について、製作者サイドは「星井さんと会ってすぐに監督、原作者とも『こういう娘が欲しい!』って即決しました」と、親しみやすいキャラクターと豊かな表情が決め手になったという。
星井は「作品のお父さんって、娘のために立ち上がる姿がステキ。自分のお父さん?初恋の人って言えるぐらい大好き」と役にピッタリの愛らしい笑顔を見せた。
岡田、堤という実力派との共演に刺激を受けているようで、「堤さんと絡む場面が多いんですけど、やっぱりスゴい。直前まで面白い話をして笑わせていたのに、いざ撮影が始まると完全に役になり切っちゃう。大切なことなんだと思う」と大きな瞳を輝かせた。堤とのコミュニケーションもバッチリで「“お父さん”は本当にイジワル。毎回、からかわれちゃってます(笑)」と現場の雰囲気も上々だ。
物語の手応えを「シンプルでメッセージ性の強い作品。親と娘の絆が見せ所のひとつですから頑張らないと」。演じる女子高生については「芯の強い女の子。雰囲気を上手に出していきたい」と責任感に燃えている。
自身を「ごく普通の女子高生」と話し、「充実しているんで疲れたなんて言ってられませんね。たまぁーに眠いときもありますけど」と現代っ子らしい素顔も見せたなっちゃん。ヒロインという大役をばねに女優として大きく成長しそうだ。